ラスタライズを活用する

mdiappには、作業用にレイヤーにつけた色を無効化して最終出力画像をしたり、画像で必要な部分を切り出すための「ラスタライズ」という機能があります。便利な機能だと思うので、是非ご活用ください。

必要な部分を抜き出す

例えば4コマ漫画の中で1コマだけ切り出したい場合、矩形選択で必要な範囲を選択します。もし何も選択範囲がないと、画像全体がラスタライズ対象となります。

作業ミスを減らそう

ここでは、作業ミスを減らす為に、顔レイヤーの色を赤に設定しています。「作業の為の色付け」なので、最終出力時にはこの設定を無効にしたいところです。でも、いちいち色設定を切るのは面倒ですよね。そこでラスタライズです。

カラー画像を得る

メインメニューから「ファイル」「ラスタライズ」「新規画像として出力」を選びます。ラスタライズ設定ダイアログが表示されます。

このままの設定だと、32bpp画像として出力され、作業用につけていたレイヤー色もそのままです。選択範囲の画像だけが新規出力されました。

グレースケール画像を得る

8bpp(グレースケール) で出力をして、レイヤー色も無視するようにしてみましょう。

赤く色分けされていた部分が、黒になっています。色設定を無視する場合、レイヤー色は「黒」と「白」の近い方の色が設定された状態になります。色も不要なので、グレースケール画像として出力しました。